放課後等デイサービスの開業準備において、「内装と採用、どちらを先に進めるべきか」と迷う方もいると思います。
どちらも開業に欠かせない要素ですが、進める順番について考えたことを書きます。
内装が先か、採用が先か、という問い自体について
実際の開業準備では、内装と採用は完全に切り離して進めるものではなく、ある程度並行して進む部分があります。ただ、「どちらの準備に重きを置くか」という優先順位は、考えておく価値があります。
内装が後回しになると起きること
採用を優先しすぎて、内装の検討が後回しになると、職員が決まった段階で「どんな空間で働くのか」がまだ固まっていない、という状態になりがちです。これは、採用面接で職員候補に事業所の魅力を伝えにくくなる要因にもなります。
保護者に対しても同様で、開所が近づいても内装の方向性が固まっていなければ、見学受付や情報発信の準備が遅れます。
採用が後回しになると起きること
逆に、内装ばかりに時間をかけて採用が後回しになると、内装が完成しても、それを動かす職員が揃わない、という状態になります。良い空間を用意しても、そこで働く職員がいなければ、開所できません。
採用には、求人を出してから実際に採用が決まるまで、一定の期間がかかります。この期間を見込まずに後回しにすると、開所直前になって人手不足のまま開所を迎えることになりかねません。
「同時に進める」ための工夫
内装と採用、どちらも開業前に時間がかかる要素です。理想的には、内装の大枠(レイアウトや予算感)を早い段階で固め、それと並行して求人活動を始める、という進め方が現実的です。
内装の細部(什器の選定や装飾など)は、職員の意見を取り入れながら、開所直前まで詰めていくこともできます。最初に全てを完璧に決めてから次に進む、というより、大枠を決めたら並行して進める方が、準備期間全体を有効に使えます。
「保護者に何を見せたいか」を起点にする
内装も採用も、最終的には「保護者にどう見られたいか」「どんな事業所として選ばれたいか」という方向性に繋がっています。この方向性が、開業前に固まっていれば、内装の検討も、採用面接で何を伝えるかも、一貫性を持って進められます。
まとめ:順番より、方向性の一貫性
内装と採用、どちらを先に進めるべきかという問いよりも、両方が同じ方向性に向かって進んでいるかどうかが重要です。事業所としてどうありたいかという軸があれば、内装も採用も、その軸に沿って自然と進めやすくなります。
福祉経験ゼロ。建築業から参入。
それでも開所後9ヶ月で黒字化。開所1年半で定員超えを実現した放デイ経営の記録。
開業前に何を設計するべきか。なぜ利用者が集まるのか。なぜ職員が辞めないのか。実際の経験をもとにまとめています。
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