放課後等デイサービスで2店舗目が成功する事業所の共通点|売上より大切なこと

放デイ経営設計

「利用者も増えてきたし、そろそろ2店舗目を考えたい。」

放課後等デイサービスを運営していると、一度はそう考える時期が来ます。ただ、実際には2店舗目がうまくいく事業所もあれば、1店舗目より苦労する事業所もあります。この違いは、立地や資金だけではありません。


2店舗目が成功する条件は「1店舗目が儲かっていること」ではありません

多くの経営者は、「1店舗目が儲かったら2店舗目」と考えます。私自身もそう考えていた時期がありました。

でも私は、2店舗目の条件は売上ではないと思っています。本当に重要なのは、「経営者がいなくても現場が回ること」です。


「経営者がいなくても回るか」が本当の条件です

1店舗目の利用者数が安定していても、その運営が経営者個人の動き方に依存している場合、2店舗目を始めると、どちらの店舗にも経営者の関与が必要になります。

売上が安定していることと、経営者がいなくても現場が回ることは、別の話です。この違いに気づかず、売上だけを見て2店舗目に進むと、想定していなかった負担が発生します。


設計がないまま2店舗目を出すと、こうなります

2店舗目を出す。店長から電話がかかってくる。1店舗目でも相談が発生する。毎日、両方の店舗を行き来する。結局、両方とも経営者の判断待ちになる。

これは、決して珍しいケースではありません。1店舗目が「経営者頼み」で回っていた場合、2店舗目でも同じ構造が繰り返されます。


試しに、考えてみてください

もし明日から1ヶ月、あなたが事業所に来られないとしたら、現場は今のまま回るでしょうか。

この問いに、迷わず「はい」と答えられないなら、それは2店舗目を検討する前に、まず向き合うべき課題です。


経営設計があると、こうなります

店長が、自分で判断する。職員同士で相談して、その場で進める。経営者に、毎日電話がかかってこない。

この状態が作れていれば、経営者は1店舗目に張り付く必要がなくなり、2店舗目の準備や、さらに先の取り組みに時間を使えるようになります。


2店舗目で同じ苦労を繰り返さないために

1店舗目の開業時に苦労したこと、例えば採用に苦労した、利用者が増えるまでに時間がかかった、こうした経験を振り返らずに2店舗目を始めると、同じ苦労を繰り返すことになります。1店舗目での経験を、経営設計として整理できているかどうかが、2店舗目のスタートを左右します。


私自身、利用者を増やすことより先に、職員だけで現場が回る状態を作ることを優先しました。その土台ができたからこそ、今は2店舗目の準備を進められています。

この経営設計を作るのは簡単ではありませんでした。何百時間もかけて試行錯誤し、記憶がゼロになっても再現できるものを目指しました。

その結果、福祉未経験から開所1年半で定員を超え、行政からの指摘もなく運営を続けています。今では、2店舗目の準備を進められる状態まで、土台を作ることができました。


「その経営設計って、どうやって作ればいいんだろう」そう思われた方もいるかもしれません。

私も最初からできたわけではありません。何百時間も試行錯誤したからこそ、同じ遠回りはしてほしくないと思っています。

私は、この一連の考え方を「経営設計」と呼んでいます。採用・教育・評価の土台になる考え方であり、日々の判断基準にもなり、結果として一つの仕組みとして機能しています。その過程で、マーケティングや心理学、組織づくりについても学び、本当に必要だった考え方だけを残しました。私が何百時間もかけて作り上げた経営設計を、そのまま一つにまとめています。

もし完成形を見ながら、自分の事業所に合わせて考えていきたいと思われた方は、一度内容をご覧ください。早く全体像を知るほど、試行錯誤する時間を減らせると思います。

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