放課後等デイサービスで2店舗目が成功しやすい事業所の特徴

コラム

放課後等デイサービスの運営において、「2店舗目」を考えるタイミングは、経営者にとって一つの大きな節目になります。

すべての事業所が、2店舗目に進めるわけではありません。今回は、2店舗目に進みやすい事業所と、進みにくい事業所の違いについて考えます。


「1店舗目が安定している」だけでは足りない

2店舗目を検討する際、多くの経営者は「1店舗目が安定したら」と考えます。これは間違いではありません。ただ、「安定している」状態には、いくつかの種類があります。

利用者数が定員に近い状態で安定している。これは大事な要素です。ただ、もう一つ重要なのが、「経営者がいなくても、現場が回っているか」という点です。


「経営者がいないと回らない」事業所の課題

1店舗目の利用者数が安定していても、その運営が経営者個人の動き方に依存している場合、2店舗目を始めると、どちらの店舗にも経営者の関与が必要になります。

経営者が1店舗目にいる時間が減れば、1店舗目の運営に影響が出る可能性があります。逆に、2店舗目の立ち上げに経営者の時間を割けなければ、2店舗目が安定するまでの期間が長くなります。


「仕組み」と「個人の頑張り」の違い

1店舗目が安定している理由が、「職員が判断基準を理解して、自分たちで動けている」からなのか、それとも「経営者が常にいて、その都度判断しているから」なのか。この違いは、2店舗目を考える上で重要です。

前者であれば、経営者が不在でも、現場は一定の質を保てます。後者の場合、経営者が分散すると、両方の店舗で「判断する人がいない」状態になりかねません。


2店舗目で同じ苦労を繰り返す事業所

1店舗目の開業時に苦労したことが、2店舗目でも同じように発生する場合があります。例えば、採用に苦労した、利用者が増えるまでに時間がかかった、といったことです。

1店舗目での経験から「何が原因だったか」を整理できていれば、2店舗目では同じ苦労を避けられる可能性があります。逆に、1店舗目の経験を振り返らずに2店舗目を始めると、同じ問題を繰り返すことになります。


2店舗目を考えるタイミング

2店舗目を検討するタイミングは、「1店舗目が儲かっているから」という収益面の話だけでは決まりません。

1店舗目の運営が、経営者の判断に依存せず、職員が自分たちで動ける状態になっているか。1店舗目の経験から、何を変えれば次はもっと早く安定するかが見えているか。これらが整っているかどうかが、2店舗目への進みやすさに影響します。


まとめ:2店舗目は「1店舗目の延長」ではない

2店舗目は、1店舗目をそのまま増やすだけではありません。1店舗目の運営が、どういう形で安定しているかによって、2店舗目への進みやすさは変わります。

私自身、現在2店舗目の準備を進めていますが、これは1店舗目の運営の中で、経営者がいなくても回る状態を意識して作ってきたことが、前提になっています。


建築業を経営しながら、福祉未経験で放課後等デイサービスに参入しました。
開所から現在まで有料広告費0円、行政指摘事項0件で運営を続けています。

開業前に何を設計するべきか。なぜ利用者が集まるのか。なぜ職員が辞めないのか。実際の経験をもとにまとめています。

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