放課後等デイサービスの経営が厳しい理由|苦しい事業所に共通する構造

放デイ経営設計

「利用者は一定数いるのに、なぜかお金が残らない。職員も、なぜか定着しない。」

放課後等デイサービスを運営していて、こう感じたことはありませんか。


多くの人は「一つの原因」を探そうとします

経営が苦しいと感じたとき、多くの経営者は「原因は何か」を一つに絞ろうとします。利用者が少ないからか、単価が低いからか、人件費が高いからか。

私自身も、開業前はそう考えていました。でも、実際に他の経営者の話を聞き、自分自身の運営を振り返っていく中で気づいたことがあります。経営が苦しい事業所の多くは、原因が一つではありませんでした。


経営が苦しいのは、複数の問題が同時に起きているからです

利用者数が定員に届かない。職員が定着せず、採用コストがかさむ。制度改定で加算が取りにくくなる。これらは、それぞれ別々に見えて、実は一つの根っこから枝分かれしていることが多いです。

その根っこにあるのは、利用者獲得・採用・教育・収支を、別々の問題ではなく、一つの経営として設計できているかという点です。これは開業前だけでなく、運営を始めた後も同じです。


設計がないと、問題が連鎖します

利用者が集まらない。収益が固定費を下回る。資金に余裕がなくなる。余裕がないから、職員への還元も後回しになる。職員が疲弊し、辞めていく。また求人を出し、また一から教育する。その間、現場は手薄になり、保護者からの評価も下がる。さらに利用者が離れていく。

一つの問題を個別に対処しても、別の問題がまた顔を出す。これが、「経営が苦しい」と感じる状態の正体です。


試しに、書き出してみてください

今、経営で苦しいと感じている部分を、3つ書き出してみてください。次に、その3つが、本当にバラバラの問題なのか、それとも一つの根っこから繋がっているのか、考えてみてください。

一見すると別々の問題でも、たどっていくと同じ原因につながっていることがあります。例えば、採用の問題だと思っていたものが、実は理念や教育、評価の設計までつながっていることもあります。


経営設計があると、こうなります

利用者が集まる仕組みがある。職員が定着する土台がある。加算や制度への対応方針が定まっている。これらが一つの経営設計としてつながっていれば、何か問題が起きても、別の問題へ連鎖する前に手を打ちやすくなります。

経営設計があれば問題が起きなくなるわけではありません。ただ、「何が原因なのか」「どこから直すべきか」が見えるため、対処のスピードと精度が変わります。


表面的な対策では解決しません

経営が苦しい状態から抜け出そうとして、広告を増やす、求人を増やす、といった表面的な対策だけを行っても、根本の設計が変わらなければ、同じ苦しさが繰り返されます。「なぜ利用者が増えないのか」「なぜ職員が定着しないのか」という根本原因を、一つの経営設計として捉え直すことが必要です。


利用者が集まる理由も、職員が辞めない理由も、2店舗目を出せる事業所の共通点も、すべて経営設計につながっています。

私自身、この経営設計を作るのは簡単ではありませんでした。何百時間もかけて試行錯誤し、記憶がゼロになっても再現できるものを目指しました。その結果、開所から現在まで有料広告費0円のまま、開所後9ヶ月で黒字化、開所1年半で定員10名に対し日平均12.2名を達成しています。


「その経営設計って、どうやって作ればいいんだろう」そう思われた方もいるかもしれません。

私も最初からできたわけではありません。何百時間も試行錯誤したからこそ、同じ遠回りはしてほしくないと思っています。

私は、この一連の考え方を「経営設計」と呼んでいます。採用・教育・評価の土台になる考え方であり、日々の判断基準にもなり、結果として一つの仕組みとして機能しています。その過程で、マーケティングや心理学、組織づくりについても学び、本当に必要だった考え方だけを残しました。私が何百時間もかけて作り上げた経営設計を、そのまま一つにまとめています。

もし完成形を見ながら、自分の事業所に合わせて考えていきたいと思われた方は、一度内容をご覧ください。早く全体像を知るほど、試行錯誤する時間を減らせると思います。

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